※2021年8月24日の日記です
学区外の支援学級の見学1回目の様子
6月末に私の実家にある小学校の支援級を初めて見学しました。
今住んでいる学区の小学校は今年から開設されたため、現状や先行きが不透明だったこと、知的学級に在籍していた1年生の女の子がものすごくしっかりしていたため娘が在籍している様子が思い浮かばず断念。
二人目の子供を考えているのですが、母の手助けがないと難しいかなという思いから来年から実家で暮らす案は出ていたので実家の支援級も見学させてもらうことにしました。
生徒の在籍人数は17人。先生は3人いて全てが特別支援教育の資格を持っていらっしゃる。サポートの先生も1人。
生徒はいい意味で個性豊かでいろんな子たちが伸び伸び学習していました。喧嘩しだす女の子たち、ずっと関係ない話をしてしまう男の子、机に脚を乗せる女の子、突然泣き出す女の子にその声に集中できなくなり、耳を押さえながらドアを閉める男の子。もちろんみんなの前でしっかり発表している男の子、友達同士で仲良く過ごす様子も見られました。
感想としては
ここでなら娘は頑張れるかもしれない
でした。
その思いを胸に7月最初の就学相談で支援級志望を宣言した私と夫。
相談員さんには学区の小学校でない小学校を見学したことをまずたしなめられました。
そして彼との検査の様子、療育園の様子(あとはおそらく療育手帳の中度知的障害IQ36の数値)から
支援学校が望ましい
と言われました。
言われる気はしていましたが県の意向として支援級を各小学校に設けようと取り組んでいるので、
なるべくなら支援級に
というのが教育委員会の方向性なのかなと思っていたのもあり、
親の希望は全く関係なく、しかも支援学校にいくことにどんなメリットがあるのかを力説するとかでなく、娘のできないことを羅列されて支援学校に行ったほうがいいですと淡々と言われたので正直ショックでした。
インクルーシブ教育とか言って結局は普通級の秀才たちの気が散らないように大変な子は支援級に閉じ込めたいということ?それに入れない我が子はなんなんだろう?
悔しい気持ちになりました。
なんとも煮え切らない面談を終え、8/末までに進路を決めて相談員さんに伝えることになりました。
私たちが間違ってる?
親の意向が最重視されるのはわかっていましたが、教育委員会にも発達障害のお医者さんにも支援学校がふさわしいと言われているのに支援級を選ぶのは間違っているのではないかという気持ちにもなりました。
娘はトイレに行けるし、ひらがなも読めるし、お勉強が好きだし、今日だって「ママ、ひまりのひって書いて」と三語文も出てくるようになりました。親としてはきっと支援級で大丈夫とは思ってしまうけど、外に出るとまだ固まることも多く、初対面ではほぼ話せません。
支援級の先生に娘を見てもらい就学してもいいか、難しいか判断してもらえたらいいな
そう思い電話をかけてみると
「こちらから発達状況に応じて断ったりはできません」
と明るくおっしゃってくださいました。続けて
「不安に感じている点があればなんでも質問してください。あ、もしよろしければ8月にもう一度今度はひまりちゃんを連れて見学されてみませんか?」
と言ってくれました。私は正直に「教育委員会に特別支援学校を勧められています」とお伝えしたので、「ほんとは大変になるかも…」って気持ちはあるかもしれないのに、嫌な態度を微塵も感じさせず対応してくださる先生にその時点で感謝の気持ちでいっぱいでした。
長くなったので後半にわけます。