父の実家から我が家に帰ってきました。育ててくれた感謝を父に伝えた話、自閉症児に対する店員さんの反応、帰路の問題行動を書いていきます。
父への感謝の気持ち
気恥ずかしいけど父に「今まで育ててくれてありがとう」って伝えました。私はおばあちゃんっ子でしたが祖母に何もお礼を言えないうちに祖母は認知症になり亡くなってしまったので、父や母には伝えられるうちに伝えておきたかったんです。
祖母との別れだけを経験していた内は「意思疎通ができなくなったらその人じゃなくなる」って当たり前のように思っていました。今もその気持ちはあります。
でも意思疎通もままならない娘を育てるうちに、私の価値観は少し変わった気がしています。今は娘とだいぶ意思疎通ができるようになり嬉しいという気持ちが強いですが、意思疎通ができないまま育っていたとしても娘は娘だったと思う。
娘に対する店員さんの対応と偏見がない人
お昼ご飯の駅弁を購入した際に、試食で「抹茶のラングドシャ」みたいなお菓子を勧められました。
「小さなお子さんでも好きな味なんですよ〜」
とにこやかに娘にも差し出してくれましたが、受け取らない娘。仕方なく私が割って食べさせようとしましたが全く食べず…。
店員さんは困ってしまってしまったようで無言でしたね(笑)。
私のメンタルも今日は丈夫だったようで、大して気にすることもなく(流石に気にする人はいないかな)
「すみません」
と笑顔でその場を去りました。
急に障害を持った子と出会った時、どういう反応をすればいいのか私にも分からない。私も多分今日の店員さんと同じ「無言派」かも。
たまに何事もなかったように「そうか〜抹茶は苦手だったよね〜!6歳くらいのお子さんかな?」とかフランクに接してくれる店員さんがいて、人間力が高いなあと尊敬してしまう。
1番凄かったのはとあるペンションのオーナーの女性。娘が急に手を繋いでしまったのだけど全く驚いた素ぶりを見せず
「こんなに懐いてくれた子初めて!」
って感激した様子で言ってくれたっけ。
「自閉症なんです」
とこちらから伝えると
「本当に綺麗な目をしていますね」
って言ってくれて、帰るときにお菓子まで渡してくれた。
文で書くと綺麗事のように感じるけど、本当に偏見のない人っているんだな〜と思いました。私もそんな人に近づいていけたらいいんですけどね。
娘が障害を持っていたとしても、なかなかそういう人にはなれない。
新幹線や電車での帰路での問題行動
帰りも新幹線と電車でした。問題行動というか1番大変だったのはこちらの記事にも書いた「トイレに立てこもり事件」でしたね。
あとは行きと同じくたまに小さな声で鼻歌を歌っていたのと、1度京都駅のお土産屋さんで急に大声で泣き出してしまった場面があり、周囲の人や親はびっくりしました。すぐに泣き止んでくれましたが。
あとは声をあげながら駅を走り回ることが2回ほどありました。
やはり今日は私のメンタルが比較的丈夫だったので娘が人前で叫んでも比較的動じませんでしたが、怖い事件もある世の中なので、急に走り出したり、声を出す人がいるとやっぱり「怖い」だろうなと思います。人になるべく迷惑をかけたくないな、という気持ちはこれからも消えないでしょうね。
ただ今回の旅行全体を通して、電車で座れなくてもおとなしく立っていられたり、トイレは毎回自分から行きたいと言って行ってくれたり、偉かった部分もたくさんありました。
1年また1年とできることが増えていけば落ち着いて旅ができる日もきっと遠くないと感じることができた帰省でした。
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