年少時代勉強はほぼできなかった娘が、現在小学校の「入学準備ドリル」を普通に解けるようになるまでの勉強の過程を書いていきます。娘は認知面がおそらく弱く、社会的な一般常識や季節の概念などはいまでも苦手です。知能も年少冬にDQ38(新型K式発達検査)、年長秋にIQ39(田中ビネー知能検査)と全く伸びてはいないので参考にはならないかもしれませんが、勉強ができるようになったのは間違いないので誰かに役立つ情報になれば幸いです。
1歳から始めたこどもちゃれんじ
特別英才教育のようなことはしていませんでしたが、1歳から「こどもちゃれんじ」を始めるなど人並みの勉強はさせてきたと思う赤ちゃん期。
本格的に「ちゃれんじ」についていけなくなったのは幼稚園に入ってからです。書いてある内容は理解できなくなるばかりでしたが、娘がしまじろうを好きだったので頼むだけ頼んでいました。ただ、ひらがなだけでも意味が分からないのにカタカナが始まったのをきっかけに年長になる前に退会しました。
診断前の年少期
幼稚園年少(4歳)の時に知能テストの問題集を買いました。当然のように実年齢の4歳用を買っていた…。その問題が今解かせても難しいのばかりで1問も解けなかったかもしれない。
娘が出来なければ私は苛立つばかりの日々だったので、娘はきっと嫌になってしまっていたと思う。お互いにストレスが溜まるので年少期は積極的に勉強させることはなくなっていきました。
診断後の年中に学び直し
療育園に行くようになってからは私の気持ちに余裕ができたのもありましたが、診断時に発達年齢(当時1歳後半くらい)だと思って接してくださいと言われたので、本当に一番簡単な問題集からもう一度勉強を始めることにしました。今思えば「学び直し」をしていたことに気づく。
娘はひらがなや数字は全く分からない段階でしたが、比較的手先は器用なので運筆の問題は問題なくこなしていました。運筆とは
コトバンクより
のことで文字を書くための基本的な練習です。
簡単すぎるくらいでしたが、問題集を開いてもできなくて親子ともにイライラすることが多かったので、確実にできるものから勉強していくのはすごく娘と私には合っていたようです。同じようにしまじろうの問題集も一番簡単なものから買ってみました。
しまじろうのような好きなキャラクターが載っている問題集は効果的でしたね。シールを貼るのが楽しかったのかどんどんページを進めていきました。数字やひらがなは本人があまり興味がないようだったのでやらせませんでした。
ひらがなを覚えた方法
ひらがなは療育園に置いてあったこちらの本をきっかけに覚えました。娘は食べ物が好きなので覚えやすかったのだと思います。
手順としては最初のうちは「○ちゃん○がつく 〜」と全部私が読み、娘がある程度覚えた様子が見られたところで「○ちゃん○がつく」の部分だけをいうようにして、その後の食べ物の名前部分は娘に読んでもらっていました。
その後はお風呂にひらがなのポスターを貼り、自分の名前を指差しさせたりしているうちに、親の名前や祖父母の名前、クラスメイトや先生の名前を指差しできるようになり、最終的にはひらがなを言うだけで指差しできるようになりました。
その後、先ほどのしまじろうのひらがなの問題集などを買い、ひらがなは書けるようになっていきました。
数字を覚えた方法
数字はこどもちゃれんじについていたポスターをお風呂に貼り、お風呂に入りながらそれぞれのキャラクターが持っているドーナツの数を数えさせて、お風呂を上る際に上の1から10までを数えられるようにしていましたが、年中時代にできたことは見たものの数を10くらいまでなら数えられるくらいで、数の概念は身についていませんでした(1を見て1と言うとかそういうことが難しい段階)。
年長になってからもお風呂上がりに数字を何も見ない状態で最初は10まで、次に20までとどんどん大きな数字を数えさせるのは続けていました。
年長9月頃、澤口式育脳法の「ワーキングメモリ訓練法」を始める際に、0から9まで小さい数から数字カードを並び替えさせて、まずは1から5のカードに書いてある数字が何という数なのかを言えるようになりました。その後6から9の数字もマスターして、現在(年長11月)は1から20までの数字を読める、書けるようになっています。
お風呂で数える数字は60まで数えられるようになりました(のぼせるのでそこまでしか数えさせていませんがそれより大きな数字も教えれば言えそうです)
スマイルゼミ
ちゃれんじを辞めた時期(年中の冬)に始めたのが「スマイルゼミ」です。一番簡単なのが「年少冬コース」と、1歳遅れのコースだったので、娘には難しいかな…と思っていましたが、1年経ちそうな今でもなんとか続いています。
途中数字はついていけなくなる部分がありましたが、今年の夏に「藤川先生の栄養療法」と「澤口式育脳法」を始めたのがきっかけか、単に娘が成長したのか数字も理解できる問題が増えてきました(1歳遅れの問題ではありますが、発達年齢は2歳9ヶ月なので十分だと思っています)。
スマイルゼミは1日3講座学習するというシステムがわかりやすいですし、1つ1つの勉強量が多くないので負担になりません(しかも毎日やらなくても大丈夫)。3講座終えた後には(アバターのパーツやものの名前が書かれたカードなどの)ご褒美がもらえるのも娘は楽しみにしているようです。
また、今までは紙の問題集を中心に学習していたので、物が増えて仕方ないという状況でしたが、スマイルゼミはタブレットひとつだけで、しかも今まで学習した分は全て自由に復習できるようになっています。
教科は「ひらがな」「数字」を中心に「ちえ」や「英語」なども取り扱っていて、娘は英語が好きです(笑)。ひらがなの問題は特に年相応に解けるようになっているので、実年齢のコースも同じタブレットで受講できないか問い合わせてみたのですが、同じタブレットに2つのコースを同時にインストールすることはできないようです。残念。
さすがに2つ同じタブレットが家にあるのはどうかな〜と思うので今後どうしようか悩んでいます。
スマイルゼミについては下記の記事にまとめました。
タブレット学習は現在、算数特化型の「RISU」も試させてもらっています。
先取り学習するような勉強ができる子用のタブレット学習なのだと思いますが、娘は今のところなんとか解けているようですし、スマイルゼミにはない良さもあるのでもう少し試させてもらいたいと思っています。