昨日、澤口先生の奥様の電話面談を受けて「数の概念」を身につけさせるのが今一番娘に必要なことだと理解したのですが、
数の概念って実際何なんだろうって所からまず考えていきたいと思います。
数の概念とは
澤口京子先生がおっしゃるには「お菓子が3つあるのを見て、「1、2…」と数えるのではなく、見た瞬間「3」と答えられるようになると数の概念が身についている」ということです。
定型児の年長さんの場合は5つくらいまでのものを一瞬で「5」と認識できるようになるのが普通とのこと。知能指数(IQ39)などを考慮して、娘の場合は4つまで理解できるようにするのが目標になりました。
娘の場合は50まで数唱(1から順番に数えること)できたり、30個のものを数えたり書いたりできますが、それだけでは「数の概念」が身についているとは言えないそうです。
たしかに私自身のことを考えてみても5の固まりとか6の固まりとか見ればすぐに「5個ある」、「6個ある」と認識できますもんね。
「数の概念」がなんなのかハッキリわかったわけではないですが
「数の概念」を理解するということは、数字と実在する物の量とが完璧に脳内で一致すること、だと認識しました。
まだ数の概念が身に付いていない現在の様子(2021.12)
早速今朝ポテトチップスを3枚お皿に並べて
「ポテトチップス何枚ある?」
と聞いてみました。
娘はやっぱり「1、2…」と数えてしまうので、そういった場合は数えるのをストップさせます(ストップさせるように先生にもアドバイスいただきました)。そして「いま3枚あるよ。これ(この固まり)が3だよ。覚えてね」そう言ってみました。その後
「何枚欲しい?」
と聞いてみます。
「ポテトチップス1、ポテトチップス2…ポテトチップス3!」
と娘が答えます。最初娘には1枚だけ渡しました。すると娘はもっと欲しいと残りのポテトチップスに手を出そうとしました。
まだ何とも言えないですが、「1枚では足りない」ということ、ポテトチップスは「全部で3枚」あるということは間違いなく認識していたのでしょう。
次は2つのゼリーを見せて「何個ある?」と聞いてみたのですが、やはり娘は「2」と即答することはできません。
このやり方を繰り返していき、4つのゼリーやお菓子を見せた時に即座に「4」と言えることを目標に頑張っていきたいと思います。
ワーキングメモリチェック方法と娘のワーキングメモリ(2021.12)
澤口先生は発達障害児はワーキングメモリの能力が低下していることが多いとされています。
ワーキングメモリは、「意味のある情報を一次的に保持しつつ適切に操作する脳機能」で、様々な高次脳機能の最重要な基礎となっています。
『発達障害の改善と予防』P218 より
ワーキングメモリを簡単にチェックする方法として「数字の順番書き」というものがあります。
1、3桁もしくは4桁の数字を子供に伝える
2、その数を紙に順番通りに書かせる
というもので、5歳時点で3〜4桁の数字を書くことができれば健常域とのことです。
娘は9月末時点では2桁までが限界でしたが、
先ほど試したら3桁覚えて書くことができました。
数の概念の習得や数字カード法の進捗とともにこの「数字の順序書き」も覚えられる数字が増えていくのか気になる所です。
数の概念習得に効果がありそうな教材・動画
卵ケースで固まりの数を覚える教材
以前自作したこの卵ケースの教材(私が発明したわけではありません)。
蓋に数字が書いてあり、中に入っているものの数が何個なのかすぐに確かめられます。
中に入れるものはおそらく全部同じものの方がわかりやすいです。
「これは何個?」
と聞いて、答えがわからない場合は蓋を閉めて「これは5だよ」などと言った後、もう一度蓋を開けてその「固まり」を見てもらうやり方で娘に固まりとしての数を覚えてもらおうとしています。
療育園の手遊び歌にも効果がありそう
・くるくるくるっ
「くるくるくるっ 1本指で拍手♪〜」から始まる手遊び歌です。同じもの(指)が数字に応じて増えていくので数の概念の習得にはすごく良さそうな歌だと感じました。この数字はこれ(指が○つあるということ)というのが感覚的に理解しやすいと思います。
・はじまるよ
「はじまるよ はじまるよ 1と1で忍者だよ♪〜」から始まる手遊び歌です。こちらも「くるくるくるっ」と同じですが、2は指がこの形、3は指がこの形という様に固まりとしての数を覚えるのに良さそうだと感じました。
どちらもYouTubeで検索していただくと出てきます。
ワーキングメモリ訓練法の進捗状況はこちら
更新の励みにもなりますので応援いただけるかたは下記のバナーをクリックしていただけましたら嬉しいです!
にほんブログ村 ◆スマイルゼミ◆タブレットで学ぶ通信教育 【幼児コース】