今日は朝娘を起こすのが7時過ぎになってしまい、自転車で送ってきました。
いつも通る小学校前の道路で泣いている男の子がいました。周りのお母さんたちや警備員さんが制御しようとしても難しいくらいの暴れ具合。一体どうしたのか?と周囲の子供達も男の子を見ています。
見覚えがないので普通級の子だと思う。
発達障害なんじゃないかと思った
最初に思ったのは
「発達障害がある子なんだろうな」
ということ。
発達障害児を育てていると余計にそう思いやすくなってしまうのかもしれませんね。
でも、彼が発達障害児だったとしても
「なんで普通級を選んだんだろう」
とは私は思いません。
小学校に通ってみて思ったのは支援学級の子供達が思ったより全然定型児と変わらない子たちだということ。そして逆に普通学級であってもお母さんと離れたくなくて昇降口で泣いている子、今回のように泣き叫んで暴れている子をたまに見ることがあります。
娘が通っている学校の話かもしれませんが…。
本人が望むのなら普通級でいい
自分を制御できないレベルの癇癪を起こしてしまう子、母子分離が難しく登校がままならない子…他にも色々な「困り感」を抱えている子は支援学級はもちろん普通学級にもいることを知りました。
でも、困っている子本人がどうしても辛い、とかでなければ普通学級に通わせたい、通いたいという気持ちはよくわかるような気がします。
夫に話したところ
「俺も暴れたことあるよ」
と意外な答え。5人に集団で暴力を振るわれて、敵わないと思い悔しくて暴れた、ということ。人前で制御できないレベルで暴れてしまう子は「発達障害」だと決めつけてしまった自分を恥ずかしく思いました。
そういえば私も小学生の頃、クラスメイトの男の子が廊下のガラスを割ってしまったことがありました。それを見た先生が彼を平手打ちした記憶がある。
私たちの時代は当たり前のようにいろんな子が学校にいて、先生もいまよりずっと自由に働けていた。
普通級でいられるうちは普通級でいい
今は障害者に対しては優しい時代なのかもしれないと感じます。小学校に通うようになり定型発達の子や親から心無い言葉をぶつけられたり、先生にも冷たく当たられることもあるかも…。
とある程度覚悟していましたが、むしろ優しくされることばかりで今の小学生は随分優しいんだなと感動することばかり。
でも一方で子供らしい素直さが奪われているように、いい子すぎるように感じることもあります。
普通級の授業を妨げてしまうからという理由で支援学級を選ぶご家族もいると思うのだけど、普通学級に行けるのならば、普通学級に行くのが一番いいのじゃないかと私は思っています。
授業を妨げることってそんなに悪いことかな?とも思いますし(勉強できる子は授業なんて受けなくても勉強できる)、いろんな子がいるのが当たり前でみんなで助け合って行くのが社会だということを学んでいってほしい。
国はインクルーシブ教育と言いながらなんでもそつなくこなせる子だけを普通学級に入れようとしているように私は感じます。
特別支援学校もそうですが本人がどうしても辛くて普通学級にはいたくない、という場合以外はみんなが一緒に同じクラスで過ごせたらいいのに。理想論なのはわかっているんですけどね。
娘を普通学級で学ばせたいとは思わない
難しい問題ですが、かといって娘を普通学級で学ばせたいとは私は思わないかも。
障害があっても本人が普通学級で学びたいという気持ちがあれば普通学級で学ばせればいいのにって思ってはいます。
娘はたまに普通学級に行きたがるんです。
だったら普通学級で学ばせたいって思いそうなものだけど、やっぱりそれは難しいと思ってしまう。
娘の障害が重いからというのが1番の理由ではあるんですが、だとしたら上に書いていること全部矛盾しそうですよね笑
「子供たち」と「自分の娘」をなかなか同一に見るのは難しいな。